国立民族学博物館(みんぱく)は、創設37年をむかえます。2009年4月に第5代館長に就任してからの国際的なかかわりを、学術協定と外国からのゲストに焦点をあてて「館長だより」としてお知らせします。なお、本欄の国際シンポジウムの詳細は、みんぱくホームページをご覧下さい。 みんぱくホームページ http://www.minpaku.ac.jp |
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2010年 12月 17日
大韓民国文化財庁無形文化財課より、キム・チソン行政事務官、イム・スンボム学芸研究士、イ・ミョンヒ主務官、チン・ヨンファン主務官が、東京芸術大学の金宰永教育研究助手の案内と通訳をともに訪れた。本館では、田村克己副館長が太田心平助教とともに対応した。現在韓国文化財庁は全羅北道全州市にアジア太平洋無形文化財殿堂の建設を計画中であり、そこでは公演、展示、伝承、伝達の機能をもつことが計画されており、それに向け韓国を中心に世界各国の無形文化財のアーカイブの作成と活用に関する作業を行っているとのことである。本館はこうした事業について先進的役割をしているとして、運営方針や展示運営、公演事業等に関し質疑応答があり、本館における資料の公開とその運営について意見交換が行われた。また、将来的に本館と協力して事業を展開する可能性も話された。本館は、1977年の開館当初から、映像資料の閲覧システム(ビデオテーク)を通じて無形の文化に触れる機会を広く一般に提供するという、世界でも先駆的な努力をおこなってきた。こうした本館のとりくみが評価され、新たな博物館事業を展開する際にも参考にしていただけるということは、本館の国際的な学術・社会的貢献としてたいへん意義があることだと思っている。将来的には本館と韓国文化財庁との連携事業がさらに進むことを願っている。
by minpaku
| 2010-12-17 18:05
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