国立民族学博物館(みんぱく)は、創設37年をむかえます。2009年4月に第5代館長に就任してからの国際的なかかわりを、学術協定と外国からのゲストに焦点をあてて「館長だより」としてお知らせします。なお、本欄の国際シンポジウムの詳細は、みんぱくホームページをご覧下さい。 みんぱくホームページ http://www.minpaku.ac.jp |
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2011年 09月 14日
台湾の国立台北芸術大学で、本館との学術協定に基づいて国際フォ-ラム、「民俗/民族文化的教育と博物館」が9月14~15日に行われて、私は「国立民族学博物館とオセアニア研究」というタイトルで基調講演を行った。
このフォーラムには、本館の吉田憲司さん、オランダのトロッペン民族学博物館のルーベン(L.Ruben)さん、ザンビアのルサカ博物館のチャリティ(Charity,M.N.S.)さん、国立台湾博物館の李子寧副館長、そして国立台北芸術大学の王高山が、博物館の教育的役割と各国の実践について報告し、議論を行った。参加者は、台湾の大学と博物館の研究員や学芸員、大学院の学生など約100名であった。 フォーラム前日に国立台湾博物館を訪問して、館長と副館長にお会いし、その後副館長の案内で展示場と収蔵庫を視察した。この博物館は日本統治時代に設立されたもので、数千点の台湾原住民資料を所蔵しており、現在新しい収蔵庫で資料の整理保管作業を行っている。それらの資料を原住民に公開しており、民族に関係なく「良質」の民俗資料を自民族の象徴物にしようとする動きがあると学芸員は述べていた。失われた文化の復興と自文化の伝統の創設(「重作」と呼ばれる)を目指して古民族資料が注目されてきている。
by minpaku
| 2011-09-14 11:20
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